日野愛子の、日本に氣づけるブログSAKIWAHI

名前のことだまを入り口に、和ごころに気づけるブログです。

プロフィール

日野  愛子

Author:日野 愛子
日本人がもう一度、日本人になろう。

皇紀2671年3月11日、
再び、ほんとうの幸せに戻るための、
大きく舵を切れた転換点にするために。

いつもほんとうのことを知ろうとすること、
いつも自分の中の愛に聞いて、
一歩を選べるように。

知ることへの道は、愛のはじまり。

名前のことだまを入り口に、
素敵な日本に氣づけるブログです。

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新居浜市は、言わずと知れた工業都市。

その礎を築いた、別子銅山。

私は、ひとりの、志ある素晴らしい人物に注目したいと思います。

それは、近江八幡から赴任して5年の間、
新居浜のために尽くしてくださった【伊庭貞剛】です。



経済的飛躍を得ようと、人々は脅威的な努力で、
別子銅山での精錬に励んできましたが、
明治30年頃には、足尾鉱毒問題と並んで、別子銅山の煙害問題が、
公害として問題になっていました。


著しい環境汚染、崩壊する森、
広瀬宰平の甥っ子にあたる『伊庭貞剛』が、
近江八幡からやってきて、この森の再生に全力を注ぐのです。

伊庭は、
「妻を捨て、子を捨て、家を捨て、家財を捨て、一身を捨て」
と、このときの覚悟を語っています。


一念発起して新居浜に入った伊庭がやったこと。

ただ銅山を登ったり降りたりして、
親しく労働者たちに声をかけること。


住友の従業員同士、そして地域の方々。

会社の抱えている問題が、
新居浜という地域にも悪影響を及ぼしている、

殺伐とした人間関係を和らげるため、
経営トップの伊庭自らが現場に降りていくことがまずは肝要。

そのことを、よく分かっておられたんですね。

当時は、その伊庭の行動をばかばかしく思っていた人もいたようですが、
このことを、伊庭は、
「小生は馬鹿な仕事がすきなり」と語っています。


そして、伊庭が新居浜にやってきた本当の目的。

「別子全山を、あをあをとした旧の姿にして、之を大自然にかへさなければならない」

と、山林保護の方針を打ちたて、
ついには、広瀬の苦言も振り切って、

もっとも煙害の影響が少ないであろうとされる、
四阪島に、精錬所を移すことを決めたのです。



港や鉄道など条件の整った新居浜でなく、無人島に移るということは、
費用面や、地域との信頼関係においても問題はあり、
その莫大な移転費用は、むしろ煙害の損害賠償にあてたらいい、

など、もっともな意見もありましたが、


伊庭が見ていたのは、
もっともっと、ずーっと先の未来だったのです。


今目の前のことだけに捉われず、

まことの心で未来を見つめ、
本当の愛の選択は何なのか。

「事業というものは、いつも現実問題がつきまとうが、理想という大きなビジョンを忘れてはならない」
と、口ぐせのように語っていたといいます。


伊庭は移転を断行し、
別子山の植林事業を熱心に行いました。

伊庭就任前は、年間6万本の植林であったのが、
伊庭就任後、年間100万本を超える植林を行うようになりました。


スピーディーに5年間で状況を整え、新居浜を後にします。

その後伊庭は住友の総理事に就任しましたが、

「最高の地位、最高の給料を受ければ、久しく留まるべきではない」

「事業の進歩発展に最も害をするものは、青年のあやまちではなく、老人がはびこることである」

と言って、わずか4年、伊庭58歳のとき、
その地位を退き、引退してしまったのです。


四阪島の操業開始は、その翌年でした。

予想以上に煙害が拡大し、
完全解決をみるまでに34年かかりました。

伊庭はその完全解決をみる前に亡くなってしまいます。

悲しい痛みを伴い、
自分の判断は間違いだったのでは…と、

もし私なら、この事態に動揺し、落ち込んでしまうように思います。

ですが伊庭は、蘇っていく別子山の緑をみて、
「一代で出来なければ、二代三代でもかけてやる決心が必要だ。」
「この蘇った緑こそ、わしのほんとうの事業」

と語っています。


数々の明言。


経営者としての心構え。
人としてのあり方。


こんなに素晴らしい人物が、新居浜の地にやって来て、
力を尽くしてくださっていた。

そのおかげで、今の新居浜の美しい森がある。



伊庭貞剛の姿勢に学びたい。


今目の前ではなく、
もっと先の未来を見据えて、

今選ぶべき選択は何なのか。

いつでも、この視点を失わなければ、
間違いのない選択が出来るはずです。


今日も、
ことだまの幸わふ国に
生かしていただき、
ありがとうございます。 愛子
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